せどりでディスク系を扱うとどうしても盤面キズと言う問題に
突き当ります。
ショップですべて研磨してもらうのも一手ですが、やはり
”せどり禁止”の流れを考えると店であまり目立ちたくありません。
そこで活躍してくれるのが研磨機です。
しかし研磨機と言っても種類が豊富で・・・
①ホームセンターで売っている数百~2千円程度の安価なものから
②数十万円するプロ仕様のものまであります。
参考 http://www.jacks-net.co.jp/
しかし・・・・
①は実際に使用したことがありますが “ウスキズ” だらけになり
個人が再生不可能なCDを再生させる目的なら十分な効果ですが
お客様へ買っていただくCDを研磨するには不向きだと考えます。
反対に・・・
②はリンクを見てもらうとわかりますが「高い」「高すぎます」。
でも使っている方が仰ってましたが拭き取りもいらずピカピカに
なるそうです。僕もいつかほしいなぁ・・・
そこで最後の選択肢としてやはりこれではないでしょか?
③ ”SIMO-R1” です。
http://www.rakuten.co.jp/simotech/
僕的には決して「100点」ではありませんが今のところ
一番ベストな選択だと考えています。
「100点」で無い理由を挙げますと・・・・
❶マニュアル通りに作業すると時間が掛かり過ぎる
❷クリームの量など慣れによる経験が必要
❸消耗品が高い
❸は僕にはどうしようもないですが、❶❷に関しては僕のやり方を
マネていただけたら多少は緩和できるのではと思います。
よろしければ参考にしてください。ただし・・・
僕のやり方はメーカーの推奨するやり方から逸脱した方法ゆえに
“機械トラブル” やもしかしたら ”CDが再生不能” になるなどの恐れが
あるかも知れません。あくまで自己判断でおねがいします。
「こらー、どないしてくれるんじゃー」と怒られて逆さ吊りに
されても「鼻血」も出ませんので何卒どうか宜しくお願いします。
まずメーカーの推奨方法の再確認ですが…
こんなイメージです。
左端~粒子の粗い研磨剤から順番に研磨して、徐々に細かい粒子
最後は洗浄スプレーでキレイにして終わりって感じです。
作業は順番にそれに適したパッドに交換しながら行います・・・
言葉だとすごい簡単そうですが・・・ひとすじ縄では行きません
そこには
▼パッド貼付けシールの半端無い粘着力
▼1枚仕上げるのに数回行わなければならない研磨剤拭き取り作業
▼研磨すると却ってキズが増えるなどコツが必要な取っ付きにくさ
などなど問題が山積みです(^^;)
たぶん・・・SIMOをあきらめた方もいるのでは・・・
僕も4,5回は投げ出しかけました。
でもネットで色々な人達のやり方を吸収したりして
何とか今の方法に落ち着きました。
では長くなりましたが・・・
「拭き取りをしない研磨方法」を解説します。
まず僕は
黄色パッドと赤、黄クリームは封印しました
正直必要無いです。
黄パッドを使用しないと取り切れないキズが発生しますが
音源を再生できるなら消す必要ないです。時間が勿体ない。
盤面がキレイなら多少のキズは問題無しと考えます。
なので今の流れは
(1)白パッド+白クリーム で研磨
(2)青パッド+青クリーム でクリーニング
の工程となります。
指紋ヨゴレや軽いウスキズなら(2)だけでも十分です。
沢山研磨して慣れていってください。
それで説明します。
<1>SIMOに白パッドを装着します、そして白クリームを塗布する
添付マニュアル通りに塗布すると・・・
垂れて滴ったりします(怒)
なので僕は・・・
白クリームを盤面に直接塗っています。
蓋を閉めたときにパッドがドンピシャの位置にくる辺りに
塗布しましょう
白クリームの量は写真ぐらいで結構なのですが・・・
※ここでポイント
“新品”パッドに交換した直後はパッドに十分液体が浸透しておらず
普段通り10秒ワンサイクル研磨してしまうと
”乾拭き” してしまい余計なキズを増やしかねないので要注意です。
その為に
・研磨時間を短縮する
・研磨剤(またはクリーニング液)の量を増やす
など・・・対応が必要です。
<2>蓋を閉め 白パッド+白クリーム研磨開始
1サイクルでキレイにならなければ2回3回と繰り返し研磨します。
(キズが増えるので)クリームが枯渇しない様注意してください。
<3>青パッドに交換して青スプレーを塗布します
マニュアルに従って塗布すると・・・
“販売されているかた” に言いたいです
「これがベストですか ( ; _ ; )?」
なのでこれも盤面に「ブシュー」っと吹きかけます。
固定ツマミもビチャビチャですが・・・ご勘弁を
僕なりのベストです。
<4>蓋を閉めてクリーニングスタート
マニュアルですと研磨後にCDを取り外し拭き取り作業となる訳ですが
正直ありえないです( – ” – )
面倒くさいし拭き取り時に新たなウスキズが発生したりうんざりです。
マニュアル通りの作業で機械が停止した後に盤面をみると・・・
こんな感じで”パッド跡”がクッキリ残ります。
その跡を拭き取ることになるのですが・・・正直面倒です。
ここから”オリジナルの方法”です。
回転している最中に”PUSHボタン”を押して蓋を開けます、
これで ”パッド跡” の研磨剤は残らなくなります。
これだけでも十分に作業時間短縮です、しかし
中心のツマミ回りの研磨剤は残っていますよね・・・
そこで・・・「綿棒」を用紙してください(セリアで200本100円です)
回転中に”PUSHボタン”を押して蓋を開けたら
惰力の回転を利用して・・・
固定ツマミの周りを軽くなぞるように(外から中心に向かって)
研磨剤を取り除きます。
※注意…必ず向かって右側に綿棒を当ててください。
左側だと作業者に研磨剤が飛んできます(^^;)
まだ惰力は残っている筈なので・・・続いて
盤面外側の縁にはみ出した研磨剤を・・・
綿棒で取り除きます
※注意…必ず向かって右側に綿棒を当ててください。
左側だと作業者に研磨剤が飛んできます(^^;)
回転が終了すると綿棒はヨゴレでいっぱいです。
これで作業終了です。
この後は、特に拭き取りせずに出荷しています。
ただし
盤面側面に “研磨剤のはみ出し” 等が見られたり
盤面上に “クリーニング液のシブキ” が残っていたりしたら
化粧パフで拭き取りを行っています。
ポイントとしては・・・
研磨剤やクリーニング液は
多すぎると拭き取りが必要になる
少なすぎると乾拭きでキズが発生する
また季節毎の温湿度やキズの度合いなどにより微調整も必要です。
絶妙なクリーム量や蓋を開けるタイミングを身に着けてください。
どうしても言葉では伝えきれない部分がありますので・・・
最後に繰り返しになりますが・・・・
時間をかけて100点を目指すより時間短縮を心掛けたほうが良いです。
付属する紙ヤスリを使うなんて “もっての外” です。
それに掛かる “時間的なロス” をお金に換算すると・・・
もう1枚仕入れることができるのでは?